安くていい物件はありますか？｜池田市で不動産売却を行っている「田村商会」

物件を探しているお客様から安くていい物件ないですか？

と聞かれることがあります。

 

不動産の売出し価格は、売主様が決めますが、需要と供給のもとに

不動産市場は成り立っていますので、いい物件は、やはり

それ相応の価格になっています。決して安くはないです。

 

仮に安くていい売り物件があれば、不動産会社がいち早く

購入しています。一般の方が情報を知る前にすぐ購入するからです。

 

但し、いい物件で価格が安いというのは、何らかのリスクが

伴うという条件が必ずついていると思います。

 

たとえば、室内を確認できない、第3者に賃貸中である、

前面道路が私道で掘削同意や通行承諾書が取れていない、

土地の境界が不明瞭で売主の境界明示が省略される、

心理的瑕疵がある、近所と揉めている等のリスクです。

 

リスクの度合いに伴って、売買価格は下がります。

リスクが高い場合、買いたいという方がいないと

売りたいという方は、価格を下げるしか方法がなくなり、

買主様の言い値で売却することもあります。

 

売主様が早く売りたい場合も価格が下がりやすい傾向があります。

近所に知られたくないから、水面下で売ってほしいと言われると

広告活動ができませんので、顧客に口コミで物件を紹介し、

割安感をだすことでお客様の興味をひくことになります。

 

色々と売主様によって事情がありますが、

通常は1円でも高く売りたいというのが本心です。

 

買主も1円でも安く買いたいというのが本心ですので、

いい物件を安く買いたいという気持ちは分かりますが、

最終価格の決定権は売主にありますので、なかなか難しいです。

 

一般的な住宅は相場に見合った価格で特にリスクや問題がなければ、

十分購入に値すると思います。

 

検討段階でこの物件よりも後にいい物件が出てくるのではないかと

考えることがあると思いますが、それを考えるとエンドレスで

物件を探すことと同じになり、購入の決断ができなくなる可能性が

あります。今までにもそうなったお客様を何人か見てきました。

 

いつそのお客様の条件にあう物件がでるのか分からないですし、

いい物件は、待っていれば出てくるものでもないからです。

 

買うべき時期にある程度物件を見て、比較検討をした上で

購入の決断をできれば、不動産購入を後悔することは少ないと

思います。