公的な土地価格とは｜池田市で不動産売却を行っている「田村商会」

公的な土地の価格は複数あります。

主に公示地価、基準地価、路線価、固定資産税評価額の４つです。

 

公示地価は、1月1日現在の評価を3月に国土交通省が公表します。

主な目的は一般土地取引の指標、公共事業での補償金算定基準です。

 

基準地価は、7月1日現在の評価を9月に都道府県が公表します。

主な目的は公示地価と同じです。

 

路線価は、1月1日現在の評価を7月に国税庁が公表します。

主な目的は相続税、贈与税の算定基準です。

 

固定資産税評価額は、3年に1度の評価額見直しで基準年度の前年1月1日の評価を4月に市町村が公表します。

主な目的は、固定資産税、都市計画税、不動産取得税、登録免許税の算定基準です。

 

公示地価と基準地価を１００とすると路線価はその8割、

固定資産税評価額はその7割の価格になります。

 

実際の取引価格との比較すると公的評価は低くなりがちです。

公示地価や基準地価は調査地点が限られるうえに需給バランスまで

加味されていないので、査定でいう「堅めの価格」になります。

各地域の不動産市場を反映している評価ではなく、

評価地点が前年の評価額より上がったか、下がったか、横ばいかを

ヒアリングした結果に基づき、不動産鑑定士が評価しています。