不動産の相場について｜池田市で不動産売却を行っている「田村商会」

銀行や不動産会社から池田市の不動産相場について

よく質問されます。

銀行であれば融資の物件審査等で担保評価の参考にするため、

不動産会社は池田市内で買取や分譲するための市場調査の一環で

地元の不動産会社に聞いてこらえます。

地元の成約事例やお客様の動向を元に相場を回答しますが、

相場とは売出しから3ヶ月以内に成約するであろうと想定される

不動産価格だと私は定義しています。

但し、不動産は全く同じ物件はないので、９割の方々が高いと

感じても、お客様1人が相場だと思えば、その価格で取引が成立する

こともあります。ですから、売れるかどうかについては

売り出してみないと分からないことが正直あります。

 

また相場は、不動産の需要と供給のバランスによって変わるとも

言われますが、明確な需給バランスを示すデータがなく、

どうしても査定する人の感覚的な部分があります。

公的評価である路線価や地価公示の数字も参考にはなりますが、

実勢価格とは違っていることが多く、相場を示す根拠としては

あまり活用されていません。

 

誰が決めるわけでもない不動産相場を感覚でつかむとしても

そのエリアの成約事例や顧客動向を数年にわたって見続けていないと

分からないと思います。

最近はAIで不動産価格を評価する査定ソフトもありますが、

成約情報が一部しか公開されていないので、データ不足もあり

実際に使ってみると使えない査定書になることも多いです。

 

不動産相場を可視化するのはとても難しいことですが、

限られたエリアであれば、その不動産市場を見続けている人には

独自の相場観が確立されていると思います。

手仕事をされている職人の感覚に近いものがあります。